牧浦研への配属を検討している学生さんへのメッセージ

牧浦研は2010年4月に発足したしました。牧浦准教授の経験や考えをQ&A形式にしてお伝えします。研究室を決める際の参考にしてもらえればと思います。

■ Q1.研究の内容は?
■ Q2.牧浦准教授の大学時代は?
■ Q3.研究者になったきっかけは?
■ Q4.牧浦研での普段の生活スタイルは?
■ Q5.研究テーマはどのように決める?
■ Q6.研究室のメンバーは?
■ Q7.研究室の定例行事は?
■ Q8.研究以外の行事は?
■ Q9.就職状況は?
■ Q10.興味はあるけど専攻の内容と研究テーマが異なっていて大丈夫?

 

Q1. 研究の内容は?

A1.
物質をナノメートルスケールにすることで発現する特異な性質に着目しています。
まずは基本の構成要素となる分子やナノ粒子を準備し、これらを積み木細工のように組み上げていくことで新しい材料を創製します。 特に、太陽光や熱などを用いた再生可能エネルギーを創製するための材料や、2次電池などエネルギー安全に貯蓄するための材料の研究を行っています。
得られる特性の良し悪しは応用利用にとって大切ですが、それにとらわれずに物質の中で何が起こっているのかを化学・物理の観点から詳しく調べることにも重点を置いています。
より詳しい研究内容に関してはこちらをご覧下さい。

 

Q2. 牧浦准教授の大学時代は?

A2.
正直私は大学生の頃は真面目な学生ではありませんでした。大学1年生から3年生までは講義が中心かと思いますが、受け身の講義に面白さを感じられませんでした。
専攻の科目に関しては卒業はできるようにと最低限の講義を受講し、他分野の講義も受けるなどして自分は何に向いているのか、将来何をしたいのかなど模索していました。
大学4年生から研究室に配属されますが、私が単位を落とした講義を担当された先生の研究室に受け入れてもらいました。 研究室では卒業研究テーマが与えられ、どんな結果がでるかわからない実験を実際に手を動かして進めることに面白さを感じました。 研究室の先生方には丁寧な指導をしていただき、同級生、先輩後輩にも恵まれて充実した研究室を送ることができました。 大学院に進むことを決めましたが、講義を真面目に受けていなかったことに後悔し、試験前は3年分を取り戻すべく必死になって勉強しました。
その後も研究を進める中で得られた結果について考える際には、講義で習った多くの知識が必要であることに気付き、講義の大切さを痛感しました。

 

Q3. 研究者になったきっかけは?

A3.
小さい頃から理科は好きでしたが、研究者になりたいという強く思ったことはありませんでした。 化学を専攻に選んだのも興味はもちろんありましたが就職に強いという現実的な考えが大きくありました。 日々の出来事や人との出会いを重ねていくうちに今いる方向に進んで行ったという感じです。 ここではそのいくつかの出来事やその時に感じたことを紹介します。
大学院生になり初めて学会発表した際に多くの質問を受け、自分が進めている研究に興味を持ってくれる方がこんなにいるのだと、喜びとやりがいを感じました。 一方で、私の研究テーマは基礎研究の要素が多かったのでこの研究は世の中の何に役に立つのだろうという疑問も感じていました。
博士課程に進むと決めていましたが、修士2年の4月になりはやり就職して別の世界を見ようと考えを変えました。
あわてて就職活動を始め最初はなかなか内定をもらえませんでしたが、就職活動自体が自分自身を見つめ直す良い機会となり、面接を重ねるうちに何がしたいのかもはっきり言えるようになりました。 その後いくつの会社から内定をいただき、セイコーエプソン株式会社に就職することになりました。研究開発本部に配属になり、会社でも研究職を進めていくことになりました。
会社では商品という明確な目的をもとに研究を進めていきますが、ここでは逆に基礎や現象に重点を置いた研究が重要であると感じるようになりました。 また、博士号を取得したいという気持ちも強くなった頃、ちょうど良いタイミングで大学の頃にお世話になった先生から、大学での新しいプロジェクトに参画しないかというお誘いをいただきました。 勤め始めて6年目に会社を辞め、研究員としてプロジェクトに参画するため大学に移りました。
論文を書いて博士号をとったらまた会社で働くことも考えていましたが、研究を進めるにつれやればやるほどわからないことがでてきて、まだまだやり足りないと思うようになりました。 また、プロジェクトには任期があったので、プロジェクトの上司の勧めもあり大阪府立大学の今のポジションに応募したところ採用してもらいました。
今でも自分は研究者に向いているのかと考えることは多々ありますが、日々の実験結果に驚きや感動を覚えこれらを研究室のメンバーと共有することに喜びを感じています。 この気持ちを大切に自分に出来ることを精一杯やって前に進んでいきたいと思っています。

 

Q4. 牧浦研での普段の生活スタイルは?

A4.
特にコアタイムというのは決めていませんが、もしもの時にすぐに対応できるよう実験はスタッフがいる日中に行うよう推奨しています。
終わりの時間は設けておらず実験スケジュールに応じ個々の判断に任せています。

 

Q5. 研究テーマはどのように決める?

A5.
牧浦研では「ナノ材料」「エネルギー創製・貯蔵」をキーワードとして複数の研究テーマを進めています。
各学生の希望を聞き、相談しながら研究テーマを決めていきます。
希望に応じてひとりの学生が複数のテーマを進めることもあります。

 

Q6. 研究室のメンバーは??

A6.
2020年度は博士後期課程1名、修士課程5名、学部4年生2名が学生配属メンバーです。技術・事務補佐員4名も所属しています。
メンバーの詳細はここをご覧ください。

 

Q7. 研究室の定例行事は?

A7.
牧浦研では2週間に1回、lab discussionと論文紹介を行っています。
Lab discussionでは配属の学生全員がパワーポイントにまとめた実験結果を報告し、今後の進め方に関して話し合いをします。
パワーポイント資料はなるべく英語で作成し日頃から英語を書くことに慣れるよう推奨しています。
論文紹介では、各学生が興味を持った論文を選び内容をまとめて紹介します。
(新型コロナウィルス感染防止のため、現在は報告会は全てオンライン上で行っています。)

 

Q8. 研究以外の行事は?

A8.
研究以外では、新人歓迎、追いコン、その他季節の節目(お花見、暑気払い、忘年会)、訪問者が来た時、研究室メンバーが突如思い立ったときに飲み会をしています。
(新型コロナウィルス感染防止のため、現在は上記のような懇親会は中止しています。)

 

Q9. 就職状況は?

A9.
卒業学生の就職先は以下の通りです。
ダイキン工業、凸版印刷、シャープ、三菱自動車、DIC、ジャトコ、三菱マテリアル、岩谷産業、エレコム、住友ゴム

 

Q10. 興味はあるけど専攻の内容と研究テーマが異なっていて大丈夫?

A10.
「やる気が大切!」です。専攻で習っていないことでも研究室に入ってからどのような知識が必要かお伝えしますので、お気軽にご相談下さい。

自分自身経験から、研究室に配属されて自分の研究テーマを進めていくことは理系大学生活の醍醐味だと感じています。 学生の皆さんには自分に合った研究室を選び楽しく充実した研究生活を送ってもらえればと願っています。